簿記2級の勉強スケジュールを知りたい。
簿記2級の効率的な勉強スケジュール。
実際、簿記2級を経験しないといつ始めればいいのか、どこに労力や時間をかけるべきか、わからないですよね。
でも大丈夫です!
この記事を読むことで簿記2級の勉強時間や勉強スケジュールのイメージが湧きやすくなるはず。
そんな私は…
2018年11月合格率14.7%の第150回日商簿記2級を受験。
96点(仕訳1問間違えた)で一発合格。
今は、未経験からの経理事務で働いています。
私自身、これから紹介する勉強スケジュールで簿記2級に合格しているので、ぜひ参考にしてみてください。
✅この記事を読むとわかること
- 簿記2級合格に必要な勉強時間
- 私の勉強スケジュール具体例
- 勉強スケジュールよくある疑問点
- スケジュールを立てるときのポイント
簿記2級に合格できた勉強スケジュールを合格者が紹介!
簿記2級の勉強時間
簿記2級の勉強時間は一般的に200時間~300時間。
簿記3級を持っていれば150時間と言われています。
しかし、昨今の簿記2級の難易度・合格率を考えると、
一般的に目安と言われる上記の勉強時間では簿記2級合格は厳しくなっています。
最近の簿記2級の合格率は、10%台や20%台。
つまり、一般的に言われている勉強時間を参考に取り組んだとして、7割以上が挫折・不合格になる試験ということ。
簿記2級の勉強時間の目安にとらわれずに常に自分の実力を見極めて勉強を続ける必要があります。
簿記2級の勉強スケジュール
簿記2級の勉強スケジュールは、インプットよりアウトプット重視。
テキストを読んだだけでは、ほとんど問題を解くことが出来ません。
簿記はアウトプットが大事!
スケジュールの8割はアウトプット(過去問・予想問題・模擬試験等)。
その都度わからない部分の知識を補完するようにします。
初めは、あまりの解けなさに自信を無くすかもしれません。
しかし、これはみんなが通る道。
どんどん解いて、手を動かして覚えていきましょう。
簿記2級の勉強スケジュールの注意点
目標は「簿記2級に合格すること」。
簿記2級に合格するための勉強スケジュールでなくてはなりません。
そのためには、どんな問題が来ても解ける、解答力と応用力が必要になってきます。
例えば、スケジュールのほとんどをテキストのノートまとめに時間や労力をかけても
解答力も応用力も身につくことはありません。
アウトプット重視の勉強スケジュールを組むことが合格に直結します!
やってはいけない勉強方法はこちらの記事を読んでね。
簿記2級の勉強スケジュール【具体例】
私は、7月中旬から簿記2級の勉強を始めました。
11月中旬の簿記2級試験日まで約4ヶ月間の勉強計画です。
勉強方法としては、スキマ時間も全部簿記に充てたかったので
「スタディング簿記講座」と「市販のテキスト」のダブル使いです。
\2級で使った高コスパ講座/
10月中旬には、70点を超えられるような勉強スケジュールを立てることにしました。
2週間を1単位と考えて勉強スケジュールを組んだよ。
【7月中旬から2週間】商業簿記の全体像をゆるくつかむ
簿記3級取得から8年ほど経っていたため、オンライン講座を使って一気に3級を復習。
次に2級商業簿記の全体像をゆるくつかみます。
大枠を知ることで、この先の勉強のイメージもわきやすくなります。
ここでは、わからないからとじっくり考えこむ必要は無いです。
ここでわからないからって自信を無くす必要もないからね!
わからないのが当然。
もちろんノートまとめ不要!
テキストだけ見て、大事そうな部分に蛍光ペン(一色)でマークするだけ。
なるべく早く先に進ませます。
「こういう勘定科目が出てくるんだ」
「3級の時にもあったけど2級だともう一つ処理方法が増えるんだ」
「うわ、なんかここ難しい、これが連結会計なのか、この部分は時間かけなきゃだな」
とこういう感じ。
(同時にスキマ時間はオンライン講座を流しながら過ごしていました=耳で記憶する形)
【8月の1か月間】「工業簿記」集中月間
工業簿記に苦手意識を感じ、ずっと簿記2級に挑戦できなかった私。
そのせいで3級取得から8年近く経過したよ。
先に苦手意識のある工業簿記をつぶしてやろう!と決意。
この1ヶ月間は工業簿記のことしか考えないくらいの気持ちで勉強開始しました。
- 工業簿記のテキスト開始(意味不明)
- オンライン講座で講師の解説を聞く(全体像をつかむ)
- 基礎問題をやる(解説を理解する)
- 再度同じ基礎問題を解く(少しだけ答えられた)
- 実践的な問題に手を出す(撃沈)
- 懲りずに実践問題の解説を見ながら解く
工業簿記を1ヵ月間集中勉強してみましたが…
工業簿記はコツコツ勉強するよりまとめて勉強した方が断然理解が進みます!
工業簿記の問題を解く上で最も重要なのが、「勘定連絡図」。
工業簿記は製造の流れをつかむことが最も重要。
一定期間集中して勉強することで自然と流れがわかるようになっていました。
工業簿記だけ集中して勉強してたら商業簿記忘れそうなんだけど…
ここでワンポイントアドバイス!
1カ月間、工業簿記に集中勉強しましたが、布団に入る前だけ商業簿記のテキストの流し見をしました。
商業簿記は覚えなくてはならない勘定科目・仕訳がたくさんあります。
睡眠中に記憶が定着するため、寝る前の流し見で商業簿記の記憶をある程度維持することができました。
【9月の前半2週間】商業簿記のアウトプットをメインに勉強
商業簿記のアウトプット。
実践問題を解いていきます。
正直な感想は「商業簿記難しい」。
3級の商業簿記が得意だった人も、簿記2級の商業簿記は難しく感じるはずです。
この時ようやく工業簿記の方が点を取りやすいことに気が付いた!
【9月の後半2週間】商業簿記・工業簿記同時進行でアウトプット
簿記2級の試験までちょうど2か月。
このあたりから、商業簿記・工業簿記両方並行してアウトプットしていきます。
アウトプットと言っても、まだまだ解けない問題ばかりです。
しかし、理解できるまで繰り返し解き続けます。
自分の出来なさ加減に自信を無くしそうになりますが、それでも毎日問題を解き続けます。
一番苦しい時期かもしれない。
【10月から】過去問など模擬試験形式(第1問から第5問まで)
9月後半から行っている商業簿記・工業簿記のアウトプットはこのまま継続します。
苦手な問題をしらみつぶしに攻略していくよ。
同時に、過去問・予想問題などの模擬試験形式(第1問から第5問まで)も取り組んできます。
ちょっと早いかなという時期ですが、早ければ早いほどいいです。
始めは、多分50点も取れないかもしれません。
それでも!
検定問題の雰囲気、問題量、流れ、自分の得意不得意の傾向を知っていくことが大事です。
【11月から】アウトプットで解けなかった問題をピックアップ
ついに、あと半月ほどで試験日。
追い込みです。
先月アウトプットで解けなかった問題、間違えた問題、自信をもって解けなかった問題をすべて腑に落ちるまで解いていきます。
その中でも、特に理解できない部分が見つかるはず。
私の場合は、直接原価計算と連結会計が不安で、製造業会計が手薄だった。
特に苦手な項目が見つかったら休日朝から夜までその項目の問題を片っ端から解きまくりました。
毎日苦手部分をしらみつぶしにしたら、あとは試験当日、解答用紙に一つでも多くの知識を置いてくるだけです。
と、こんなスケジュールで簿記2級一発合格できました。
正直、簡単ではなかったです。
始めは全く解けないし、一生解けないんじゃないかと思うこともありましたが、ある時期から視界が開けるように解けるようになりました。
ですので、絶対あきらめてはいけません。
簿記2級の勉強スケジュールについてよくある疑問点
簿記2級に合格してから、簿記に興味がある人からよく質問をされるようになりました。
いくつか紹介します。
簿記2級をいきなり受けるってあり?(3級受験せず)
3級を受けずに、2級を受けるとしても3級の内容(商業簿記)の内容は理解しないと難しいです。
3級は2級の骨組みなので、骨組みがないまま、肉付けしても本番レベルの問題は解けません。
しかし、3級を自分なりに勉強してから2級に挑戦するのであれば、メリットもあります!
簿記2級の勉強スケジュールを1か月で組んでも合格できる?
地頭が良く、記憶力、理解力、応用力が高いと自信がある方なら可能かもしれません。
とはいえ、普通の人なら合格は難しいと思います。
地頭がいいと言っても、偏差値68くらいの私の友人は、簿記2級に2回落ちています。
偏差値がいいからといって短い勉強時間で簡単に受かるわけじゃないので判断が難しいところです。
私なら、受験料がもったいないので、時間的に余裕がある試験日に焦点を当ててスケジュールを組みます。
工業簿記と商業簿記どっちから勉強したらいい?
これも本当によく聞かれるね。
「工業簿記と商業簿記どっちから勉強したらいい?」という質問。
はっきり言って、どっちから勉強してもいいです!!
苦手な方からつぶしていくか、得意そうな方から勉強して勢いづけるか、性格によります。
結局ゴールは、どちらもできるようになればいいのですから!!
商業簿記、工業簿記、どちらから開始してもいいですが、共通していることとしては
- 早めに全体像をつかむこと
- アウトプット重視にすること
この点に注意してスケジュールを組むようにしましょう。
全体像が見えていない勉強は、総距離がわからないマラソンをスタートさせるのと同じ。
何キロあるのかわからないのに、スピード配分も休憩箇所も難易度もわからないよね。
どっちから勉強を開始するかということより
早めに全体像をつかむこと、手を動かして慣れていく事が大事です。
スケジュールの立て方・スケジュール管理が苦手なら
何か資格を取ろうと思っても、いつもスケジュールを立てるところから挫折する。
スケジュールが上手に組めず途中で嫌になってしまう…。
そういう方も多いと思います。
忙しい生活の中、効率的なスケジュールを立てて遂行するのって大変!
そんなときは、どんどん簿記スクールや講座を利用しましょう。
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簿記2級の勉強スケジュール:まとめ
簿記2級の勉強スケジュールの立て方のポイントまとめだよ。
- 早めに全体像をつかむ
- 綺麗なノートまとめは不要
- 工業簿記の集中期間を作ること
- アウトプット重視の勉強スケジュール
- はじめはみんな解けなくて当然!
- 解けない項目は解いて解きまくる!
- 記憶の定着が良い寝る前の時間を使う
- スクールや講座を利用する
自分にあった簿記合格スケジュールを組んでぜひ、合格を掴み取ってくださいね。
応援しています!
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