「会社のお金の流れがわからないと会社のタダのお荷物になっちゃうよ」
こんな衝撃的な言葉を言われたのが、2009年。
この言葉をきっかけに、常に心のどこかに簿記(お金の流れ)がわからないコンプレックスを抱えながら事務の仕事をしてきました。
「簿記がわからない」引け目を感じていたルナの自己紹介
こんにちは。はじめまして「ルナ」です。
名前 | ルナ |
今の仕事 | 経理事務(簿記2級合格後、再就職) |
趣味 | 動画鑑賞 |
性別 | 女性 |
好きな食べ物 | たこ焼きとお好み焼き |
特技 | マラソン |
家族 | 旦那 |
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2010年9月簿記3級独学で勉強開始、そして合格
「会社のお金の流れがわからないと会社のタダのお荷物になっちゃうよ」
会社の上司に言われたこの言葉。
この言葉を言われてからというものの、ずっと会社内で引け目を感じていた私は、ついに2010年9月簿記3級独学を開始しました。
相当プライドが傷ついていたのか・・・会社の人に知られないようにこっそりと毎日勉強。
絶対簿記に合格してあの上司を見返してやるんだと!
はじめてみる簿記の世界。

あれ、意外と簡単じゃん!
1ヶ月ちょっとの勉強を経て、2010年11月21日第126回簿記3級にめでたく満点合格するのです。
簿記3級は履歴書に書けない
例の上司に、「簿記3級に合格しました」と報告。
しかし・・・そこで再び衝撃的な言葉を浴びるのです。
「簿記3級は個人商店がやる簿記だから、株式会社とかの経理には対応できないよ、
しかも、履歴書にも書けないし・・・
会社で使えるのって簿記2級からだよね。」
「性格悪い上司」っていうのも事実だけど、簿記2級を取らないと会社では役に立たないんだ・・ということに結構ショックを受けました。
簿記2級には工業簿記もある!無理だ!
本屋で簿記2級の本を立ち読みしたり、簿記の資格学校の資料を取り寄せたりもしましたが、なかなか簿記2級に踏み出せずにいました。
なぜ踏み出せずににいたかと言うと、
『簿記2級には工業簿記もあるから』。
学生時代から、理系が超苦手な私は、『工業』なんて言葉を聞くだけでもアレルギーが出そうなほど。
工業簿記のテキストをめくってみても、何を言ってるのかさっぱりわからない。
労務費?一般管理費?製造間接費?
う~ん、テキスト読んでも楽しくもない。

結論『嗚呼・・・簿記2級無理だわ』!!!
そしてその後、何年もの月日が流れていくのです。
簿記2級を受けるぞ!
2017年、会社が倒産。
その後、再就職しなきゃと思いながらも、専業主婦となっていた私は、特にこれといった目標もなく、日々家事をこなしながら毎日を過ごしていたわけなのですが…。
何を思ったのか急に「簿記2級勉強してみようかな」と思い立つのです。
というのも、実は心の中では、簿記2級がずっと気になっていたんですよね。
本屋に寄れば、ちらりと簿記2級の本を手に取る。
求人を見れば、『必要な資格:簿記2級』の文字に嫉妬を覚える(笑)。
簿記の出題範囲改定の時期だった!
簿記2級の勉強をしようと思い立ったのが、2018年の7月。
このころ、日商簿記の出題範囲の改定が行われている時期で、直近の149回はなんと15.6%という低い合格率。
簿記1級の範囲だった『連結会計』が簿記2級の範囲になったり、過去問やっても意味ないじゃんという感じ。

いやいや、無理でしょコレ。タイミング悪すぎ。
日商簿記2級試験回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|
149(2018.6.10) | 52,694名 | 38,352名 | 5,964名 | 15.6% |
もしかしたら11月の第150回簿記2級は楽な問題になるんじゃないの?
「えっ!ちょっと待って。
第149回がこれだけ難しかったのだから、もしかしたら次の第150回の簿記2級は救済するような簡単な試験になるんじゃないの~?」
単純な私、そう考えたのです。

相変わらず考え方が浅いよ…
そして絶対11月に簿記2級合格するぞ~とネットで市販テキストを買い、簿記2級の勉強を開始!!
ところが、3級合格から8年も経っていれば、勉強したはずの簿記3級がまるっきしわからない。
案の定、工業簿記は言っている意味が分からない。
ついでにいうと2級の商業簿記、いきなり難し過ぎない?
あまりのわからなさに自己嫌悪になりながらも、
簿記の資格学校に資料請求したり、通信講座を受けようか検討したりするも・・・
最終的には、市販本とオンラインの簿記講座を利用しながら勉強することに決定!!
そして…
ついに2018年11月18日 簿記2級 無事一発合格。

そりゃもう勉強しましたよ~!
日商簿記2級試験回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|
150(2018.11.18) | 64,838名 | 49,516名 | 7,276名 | 14.7% |
結局、私の予想に反して、これまた合格率の低い回となりました。
簿記専門の人が書いた記事ばかりで自信を無くす
簿記2級を受けようと決めてから、不安なこと、わからないことなどネットで調べたりすることもありましたが、簿記が得意な人や簿記専門家みたいな人が書いた記事ばかりだったんですよね。

簿記1級合格者とか、会計事務所勤務とか、簿記得意な人ばっかりじゃん。
こういう人たちから見たら、初心者がわからないっていう部分がわからないんだろうなと。
こういう人たちから見たら、工業簿記?どこが難しいわけ?みたいな感じなんだろうなと(被害妄想)。
書いてあることは、教科書みたいなことばかりだし、読んでいると、自信無くしてきたんですよ。
こんなことも理解できない私、簿記2級受かるはずないでしょって。
初心者でも、工業簿記苦手でも、受かりましたみたいな「簿記2級合格体験記」を読んで励まされたかったのに・・・。
難しくなった簿記2級合格を諦めてほしくない
確かに、昔の日商簿記2級の試験に比べたら明らかに難しくなっています。
でも、「簿記2級の資格が欲しいな」とか「簿記3級持っているけど2級は無理かな」とか思っている人に諦めてほしくないなと思います。
というわけで、長々と書きましたが、
せっかく簿記の資格を取ったわけだし、簿記2級の資格を取りたいと思っている方へ向けてサイトを作ろうと思い、今に至ります。

簿記専門家が作るような難しいことがいっぱい書いてあるサイトだと、読む気にならないこともあるよ。
私は、簿記の専門家ではないし、イチ簿記2級合格者なので偉そうなことは書けません。

でも簿記2級をこれから取ろうとしている人たちの多くは、私と同じような感じじゃないのかな。
初心者だからこその考え方や、簿記2級を取るための知識、ちょっとしたコツなど、やさしく、ゆるやかに発信していきます。